少年犯罪被害者のそばにありて
![]() | 少年にわが子を殺された親たち (文春文庫) |
加害少年は、法の解釈からすれば「更生」し、人生を全うすることができる。しかしその「更生」ですら、本来なら許されるべきものなのだろうか? 死して償えとは当事者でない私には言えないが、せめてその保護者くらい反省しろよ、真向からその責任を認め、刑法で罪を償えないならそれなりの反省をもって償う方法を模索しろよ、せめて墓前で手を合わせろよ、そう憤るほど肉迫した感情をもった内容であった。
加害少年の保護者ですら贖罪しない、あるいは贖罪しないですむ方法を「弁護士」から学び、責任を逃れようとする。少年に刑法でも民法でも罪を問えないなら、せめて保護者にその責任を負わせる法律を作るのはどうだろうか? そこまで考えさせられた。
最後に、被害者やそのご遺族の無念の思いを社会へ伝え、被害者・ご遺族の気持ちのそばでジャーナリストとしても一個の人間としても真摯に向き合ってこられた筆者に、深い尊敬の念を持つとともに、哀悼する。
引用元:少年犯罪被害者のそばにありて
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