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まだ半熟

夜桜四重奏 2 (2) (シリウスコミックス)
常人離れした町長・槍桜ヒメ(ツンデレ)、言葉を具現化する言霊使い・五十音ことは(巨乳メガネッ娘)、人の心を読み取る妖怪・アオ(ネコ耳)、比泉生活相談事務所所長・比泉秋名(一般人)。人間と妖怪が共存する町、桜新町を舞台に4人が織り成すハートフルアクションコメディ。作者はイラストレーターだけあって絵がきれい。

1巻は物語の導入と各キャラ達の説明的ストーリーが中心だったが、伏線も構成もややわかりにくかった。やや無理のある感動。どういう方向性なのかもやや不透明。取って付けたような萌え要素さえやや中途半端。
だが2巻はサブキャラ達の活躍も増え話が広がり、秘密が少しずつ明らかになって物語も核心へと動きだそうとする。色んなことがわかっておもしろくなったと思う。
特に秋名と恭介の話は、町に妖怪が集まる訳と世界の仕組み、さらに秋名の能力まで発覚したうえ、ストーリーの良さも秀逸だった。

とはいえ、女キャラ多すぎて飽和感があったり、そのわりにメインキャラ設定はわかりやすすぎて在り来たりで個性は薄目に感じたり(ツンヘコはイマイチ定まってない)、逆に複雑な設定や話には明らかになってない部分もありこの時点では消化不良。

総評すればおもしろいと思う。このままコメディなのかなんなのかどっちつかずのままでもおもしろくはあるが、心に残る作品にはならないだろう。きっと物語が佳境に入ればもっとおもしろくなる。つまり可能性としておもしろいと感じたということ。冒頭の解りにくさや伏線がクライマックスで活きてくれば傑作になり得る漫画だ。

まあ何だかんだ書いといてこういうの好きです。完熟まで期待!


あと別にいいけど、音楽や芸人は全部作者のしゅみだろうな。どこか偏ってる。
引用元:まだ半熟
夜桜四重奏 2 (2) (シリウスコミックス)
本作は最初はおそらく今風の設定で人気をねらったものであったような気もします。
実際、人気を博し続巻が次々と刊行されていきました。
そして5巻目くらい(正確に言うと4巻目からその傾向はあったのだが)から作者は調子をこきます。
そろそろ何を書いてもいいだろうと。
そしてぶっとびます。
怒濤の展開で現在に至る。

上記は私の勝手な想像だが、『とらドラ!』は5巻から、と思っているのは私だけではないはず。

本作の素敵なところは最初は表面でしか捉えることが出来なかった人物像が掘り下げられていくにつれ、
いろんな側面が顕現し、内面が暴露されていくことによって第一印象とは全く違うものが見えてきます。
にもかかわらずその人物が決してぶれてはいない、という点です。

また、本作の面白いところは読者が本気で登場人物に対して『ムカつく』ことです。
このことは他のレビューをみても明らかです。
その『ムカつく』ことをさせる言動に対しての理由付けがきちんとあり、また、そのカタルシスも忘れてはいません。

ただ、本作の弱点はその前フリが余りにも長いため、そこに至るまでに読者が息切れを起こしてしまう可能性がある点です。
特にこのちょっと癖のある文体(私が思うところこれはマンガ・アニメ文体と言えるものですが)に
辟易してしまう人にはちょっと辛いかもしれません。
目つぶしのところとかはマンガやアニメならギャグとして捉えられますが、活字でみるとかなりえぐい表現です。
一旦脳内でマンガ・アニメ化してから読む必要に迫られます。

1〜4巻は私からすると5巻に至るための前フリではありますが不要なエピソードでもありません。
この壮大な前フリをのりこえて怒濤の5巻〜を楽しんでください。オススメです。
引用元:

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