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立ち止まるという大切さ。

モモ (岩波少年文庫(127))
便利さや効率ばかりを追求して、本当の幸福を見失った、大人のために書かれた童話と言ったら、大袈裟かもしれない。そもそも児童書なのだから。
しかし人生を豊かにしてくれる、ヒントが書かれてある。
日々の暮らしの中において、旬や趣といった風情が失はれつつあると、さかんに言われるようになって、かなり久しい。
これは私たちの感性が、毎日の忙しさに忙殺され鈍ってしまったせい、だからかもしれない。
それとも環境破壊といったものが、一因なのかもしれない。
いずれにせよ、人間が招いた負の産物だ。
季節の移ろい。旬の食卓。ささやかだが、幸せを感じる時間であり、空間である。
それを喜びとして、感じることのできない人もいる。
時間に追われ、ふと足を止め路傍の花を愛でる、ゆとりのない人が…。
灰色の男たちは、今もどこかで暗躍しているのだろうか。
引用元:立ち止まるという大切さ。
モモ (岩波少年文庫(127))
イタリア語通訳、田丸さんのフィルターを通して「言葉」「文化」「人」について書かれています。
通訳現場での実体験をもとにしているので、まともな(いわゆる文学部系出身の)小説家、エッセイストなら体験しないであろう且つ取り上げない内容が書かれていて、そこが面白く、実はとても重要だったりする(と思う)。
体裁を気にする日本人女流なら取り上げないであろう「ミステリーうんこ」も読めます。
引用元:

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