天璋院と静寛院宮の関係が良く描かれた書。
宮尾登美子氏の「天璋院篤姫」上下巻における天璋院と静寛院宮の関係は、篤姫が姑として常にイライラさせられるものであり、好き嫌いがはっきりした強い篤姫であった。有吉佐和子氏の「和宮様御留」の静寛院宮は信じられない展開となり、私には後味が悪く好きでない。一方で本書はとてもやさしい二人が、良い関係を維持し、ほのぼのとした二人の大奥の情景は楽しい。特に印象深いのは、和宮と家茂の夫婦の会話と愛情表現の場面が都の言葉で余計に可愛らしい。また明治14年になり、還暦1年前の勝海舟が、46歳になった天璋院と歌川を隅田川の屋形船に誘っての場面は海舟らしい粋な会話でとても心地良い。本書は全体的によくまとまっており、やさしく書かれてはいるが、叙述はやや大雑把であり展開も早すぎるのがもったいない。植松三十里氏は、「里見八犬伝」がTBSのドラマを基に書き下ろしたもので、本書はNHKの大河ドラマに合わせて書き下ろしたものであるが、いずれも簡単で短く物足りない印象が強い。より長編で書き下ろして頂ければと、いつも残念に思う。
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天璋院と静寛院宮の関係が良く描かれた書。
役者さんの顔が解ってもその歴史上の人物が何を行ったのか分かりやすく説明しています。
ドラマでは描かれない人物像の勉強にもなるし、値段がとてもお得!!
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