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皮肉を言えば(書けば)パロディになるという訳ではない。

王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B) (集英社新書 405B)
昔の童話や民話には暗喩が含まれている。寓話的要素が濃い。だから、読み手によって解釈が異なることがあるのは当然だ。そして、寓話の多くは人間が抱える矛盾を抉るような内容を持つので、いつの時代においてもパロディ化しやすいのだと思う。そして、優れたパロディは無駄が省かれてスッキリとしていて、ストンと腑に落ちて納得できるものだ。

しかし、この作品はどうもそんな感じがしない。昔々の話を現代世相に置き換えるという手法を採ること自体はいいのだが、結び付け方が無理やりで、話題もあっちにいったりこっちに来たりでスッキリとしない。結末も唐突感が否めない作品が多い。

タイトルにもなっている「王様は裸だと言った子供はその後どうなったか」という興味から始まった企画(連載)だったような気がするが、企画倒れという印象の一冊。

オビには「痛烈なパロディ」とあるが、皮肉を言えば(書けば)パロディになるという訳ではない。

引用元:皮肉を言えば(書けば)パロディになるという訳ではない。
王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B) (集英社新書 405B)


 おちんちんをぶらぶらさせて歩いている王様に「何も着ていない」と子供だか
ら素直に言えるのです。本当はすべての人が王様は何も着ていないことを
知っているのに、口に出して言えない物なのです。
 「王様は裸だ」と口に出せた子供も大きくなって大人になると、普通の大人
になってしまうのです。そして世の中は何も変わらないのかもしれません。

 子供の頃の物語は、色々な教訓が秘められていますが、大人になると
忘れてしまいます。
 私は何時までも素直な子供の心でいたいような気がしますが。。。

 色々考えさせられる一冊です。
引用元:

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