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当たりさわりなし

貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)
発展とは何かについての講演録。

<「発展とは、GNP成長、所得や富、また財を生産したり、資本を蓄積したりする以上のことを意味している。ある人が高収入を得ていることは、彼の人生における選択の一つであるかもしれないが、それは人間の生の営みすべてをあらわしているとはいえない」[…]「発展のプロセスは、人々に対して、個人的にも集団的にも、その資質を完全に開花させることを可能にして、また同時に、そのニーズや利害に応じた生産的かつ創造的生活を営むことができるような政策環境を創り出さねばならない。人間的発展はしたがって、人間の潜在能力を形成するだけではなく、これらの潜在能力をいかに活用し、発揮させるかということにも関わっている」>(p. 170、「解説」中の訳者による引用)

ということ。なんだかいろいろ書いてあるが、本書のタイトルになっている「アジア発展の鍵」とは、要するにそういう政策環境のことである。当たり前のことである。

ということで当たり前のことを当たりさわりなく述べているだけの、当たりとはいえない一冊。新書と比べるのもなんだが、『セイヴィング・キャピタリズム』のなんかの方がよほど中身のある議論を展開している。
引用元:当たりさわりなし
貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)
オバマに関する新聞や雑誌の報道を見ていると、熱狂的な人気があることは伝わってくるけど、いったい何を考えているのか肝心なことは伝わってこない。この本を読むと、オバマの政治姿勢がよくわかるよ。ただ、この人が大統領になったとしても、伝統的な米国の中東政策はあまり変わらないようだね。
引用元:

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