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何という駄作・・・

天地人〈上〉天の巻
多くの人がそうでしょうが、自分も『花の慶次』で兼続を知り、興味を持ったクチです。ドラマの主人公が兼続になり、また火坂さんの作品に以前から興味があったこともあり本書を手にしました。が・・・

花の慶次の断片的かつ脚色されたイメージではなく、より史実に近い兼続を知ることは出来ました。しかしこれは歴史小説ではありません。セリフが書かれている教科書というのが適切な評価かと思います。

さる歴史小説家が『歴史小説は史実とフィクションを如何に融合するかが腕の見せ所』と仰っていましたが、その観点からすると10点です。本書の特徴を列記します。

 ・架空人物が物語に何の影響も与えず、存在が不要。
 ・人物像が不明瞭。セリフからイメージがわかない。
 ・説明文が教科書的である。
 ・物語の緩急がない。

直江兼続という人物に着眼した点は慧眼ですが、如何せん文章が素人の私でも書けるレベルというのが情けない。保坂さんの他の作品は読んでいませんが、少なくともこの作品に限って言えば『駄作』の一言です。
少なくとも、兼続の内面的な葛藤、『愛』に至るまでの苦悩は描いて頂きたかった。この文章では『あ、忘れていたけど、兼続は義の代わりに愛を掲げたんだってさ』と書いているだけです。

幸いにもドラマでは脚本家が魅力的な設定や人物像を付加してくださり、俳優の努力もあり、とても魅力的な作品になっていると思います。しかしこのドラマの原作と名乗るのは気恥ずかしい。参考文献と表示すべきです。ただ『天地人』というタイトルは良いと思います。

値段も手頃なので、手っ取り早く兼続の略歴を知るにはよいかと思いますが、歴史小説として読むのであればお奨め出来ません。
引用元:何という駄作・・・
天地人〈上〉天の巻
大河ドラマの原作「天地人」よりも面白そうなので、こちらを手に取りました。
織田から豊臣、徳川へと天下が移っていく中で、上杉がどのような行動をとったのか、策士直江兼続の智謀を元に描かれます。
その時代に活躍したであろう間者の行動も物語に彩りを添えていてとてもおもしろい。
個人的には、上杉といえば上杉謙信しか思いつかなかったのに、上杉景勝に光が当てられ
さらに上杉家が綿々とつながっていき、次に読んだ赤穂浪士につながっていくのが興味深い。
石田光成と通じていながら関が原には参戦せず、家を守った上杉景勝の判断に惹かれました。
引用元:

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