確かなおもしろさ
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内海の登場は今作からではないので。
まず内海の登場により、これまでよりもより捜査に幅が出てきて、会話の流れがおもしろいです。
推理に対する反発がいままでにないほどよく表わされています。
また内海はテレビみたいに、時にはユーモアを混ぜつつといったようなことは少ないです(ほぼない)。
また湯川、内海、草薙といった三人の主要人物の立ち位置が非常にまとまっており、誰一人として欠かすことはできません。
事件の内容や、トリックに関しては、犯人が最初でわかるようになっているとはいっても果たして本当にこの人なのか?実は違う人物が後から出てきてそいつが犯人なのでは?と思ってしまうほど。帯で完全犯罪と書いてあるということは、未解決事件もありえる?とも思いました。
それをくつがえす湯川はさすがですが、トリックを推理するより、今作は事件に複雑に絡み合った人間関係を見ていく方がおもしろい。
少なくともトリックを見破ろうとすることは難しいですからね。
いつも通りトリックが判明するのが終わりギリギリで、犯人の想いや、なんといっても草薙の心情といったものをもう少し掘り下げてほしかった。
最後はそれほどあっさりしていたと思う。
これがもし映画化されるとしたら、草薙の出番も増え、メインの湯川・内海に負けないくらいの人気が出ると思う…と余談で付け足しておきます。
引用元:確かなおもしろさ
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私事で大変恥ずかしい話ですが、かなり昔の私の小学校時代に「三国志を漫画にするという話を聞いたが・・・」と前置きして、漫画をバカにしていた教師がいました。「漫画ばかり読んでいて活字離れが起きている」ことを心配しての発言だったかもしれないのですが、(「近頃の若者は」的雰囲気は別として)かなり違和感があったことは覚えています。
というのは、三国志のように古い時代になりますと、どのような服装で、どのような家に住み、どのような武器を使っていたのか。どうしてもビジュアルに想像することができず、小説だけでは浅い読み方しかできないと感じたからです。
その後、少年ジャンプの「こち亀」に「メディアミックス」という広告会社の用語が出てきて、「頭コチコチの大原部長が両津にバカにされ、漫画を読みこなして、小説も読む」という内容の話が出てきて、それ以来とくに漫画は重視しています。
本書の三国志は漫画ですが、吉川英治の小説を忠実になぞりつつ、さらにそれを超えて拡大した歴史ロマンの表現になっています。小説に忠実に描くことも大変だと思いますが、さらに内容を膨らませようとするところは、この横山光輝がだだの作家ではないことを物語っています。仮に横山光輝が小説家だったとしても一流だったのではないでしょうか。
そういう漫画です。
引用元:
というのは、三国志のように古い時代になりますと、どのような服装で、どのような家に住み、どのような武器を使っていたのか。どうしてもビジュアルに想像することができず、小説だけでは浅い読み方しかできないと感じたからです。
その後、少年ジャンプの「こち亀」に「メディアミックス」という広告会社の用語が出てきて、「頭コチコチの大原部長が両津にバカにされ、漫画を読みこなして、小説も読む」という内容の話が出てきて、それ以来とくに漫画は重視しています。
本書の三国志は漫画ですが、吉川英治の小説を忠実になぞりつつ、さらにそれを超えて拡大した歴史ロマンの表現になっています。小説に忠実に描くことも大変だと思いますが、さらに内容を膨らませようとするところは、この横山光輝がだだの作家ではないことを物語っています。仮に横山光輝が小説家だったとしても一流だったのではないでしょうか。
そういう漫画です。
引用元:
