湘南ダディは読みました。
![]() | ホームレス中学生 |
内容は母親が死んだ後、事業に失敗したらしい父親が子供達にはい、これで解散の一言を残しどこかに蒸発してしまった後、一家離散の目にあった中学2年の田村君とその兄、姉が公園でホームレス暮らしをしながら同級生やその家族、近所の人々の好意に支えられ高校をでてお笑いタレントとして自立するまでの奮闘記。たしかに貧乏を露悪的に売り物にしているわけでもなく、なくなった母親への追慕やしっかり者のお兄さんや元気な姉さんとの兄弟愛は厭味なく読ませられますが、それにしてもいわば高校生の生い立ち日記みたいなものです。自叙伝というにはたかだか4,5年の話ですし、リリーフランキーの東京タワーには間違いなく文学性がありましたが、こちらは素直な作文です。おそらく若い読者がこぞって買った結果の100万部なのでしょうが、翻って考えますと、では若い読者はこの本から何を得たのでしょうか。TVにでているタレントの過去をワイドショー的にちょっぴり覗き見してみたかったのでしょうか、とことん素直な田村君への共感とかあるいは同情でしょうか。今時のリッチな若者が貧乏もなんとかなるものだというメッセージを受け取ったわけでもないでしょう。なんでそんなに売れたのかやっぱり、オジサンにはわからないのです。
引用元:湘南ダディは読みました。
![]() | ホームレス中学生 |
