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“周知の事実”を文章にした、スクープ

マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実
 レビュータイトルは矛盾しているように思えるだろうが、“周知の事実”が文章として表に出、広く知れ渡る事は多くはないだろう。
 タブー視され、書き手の身の危険・広告や販売上の不利・記者クラブ制度に乗っかっている以上、その村社会の調和を乱せない、などの理由から当事者だけでなく、記者が知っていても書けない事柄。
 本作についても、JRで勤務する一般社員であってすら“周知”であった「JR東日本とJR東労組・革マル」との関係、更には“労働貴族”松崎氏の隠し財産、JRに天下り革マルの番犬と化した警察OB、革マルの情報収集力なども掘り下げられており、「そんなことは知っていた」とは済まされないスクープ本になっている。
 週刊誌連載をそのまま書籍化した部分が多いため、ダブって記載されている部分も少なくないが、読み応えがあり、あとがきにもあるように更なる追求が楽しみな本であった。

 著者のような“周知の事実”を発表してくれる書き手と、それを製品として送り出す出版会社が少しでも多く出てくれることを願わずにはおられない。

引用元:“周知の事実”を文章にした、スクープ
マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実
JR東日本が、国鉄時代から如何にして変貌を遂げて来たかが分かりやすく
紹介されています。成功談がほとんどで、しかも苦労話が少ないので、感動
するような内容の本ではありませんが、国営から民営に変り、どのような考
え方に基づいて改革がなされてきたかが、経営者の立場からうまく整理して
まとめられています。

利用者を「乗客」から「お客様」と捕らえ直すという考え方の変化は、利益を
生む体質への変革以上に、JR改革の大本だったのかもしれません。

労働組合との関係がかつての国鉄の経営を歪めていたという話がわずかに顔
を覗かせます。組織管理に関心があるものとしては、書きにくい論点なのかも
しれませんが、もう少し率直に書いてもらえたらよかったという物足りなさが
残りました。



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