鉄道を愛する経営者から見た国鉄民営化
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しかし、それ以上に興味深いのは、著者が民間経営について様々な人から謙虚に吸収し、それらを実際に現場に当てはめていく姿である。入社した会社で昇進してきた一般的な日本の経営者は、ここまで謙虚に経営について他社の経営者から学ぶことはないのではないか。そもそも他社の経営者に素直に経営の方法論を聞くことなど許されないのが現実であろう。恐らく、国鉄民営化は国家的プロジェクトであった為、それが許された。その意味で、本書には企業経営の方法論の現場への適用についてのエッセンスが凝縮されている。
経営者的なイメージの強い上記3氏と比べ、著者は技術畑で現場志向が強く、本当に鉄道に対する愛情の深さを感じる。読み終えて清々しい。
引用元:鉄道を愛する経営者から見た国鉄民営化
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国鉄の分割・民営化について書かれた本は他にもあるが、その中枢にいて時代を動かした本人による著はやはり迫力があり、読みやすい文体もあって一気に読めた。当時の国鉄の若手が鉄道の再生に向けて熱い思いで行動したのを読むと、やはり大きな改革は若手の無私な情熱こそが原動力なのだと思い、そしてよく国鉄にはこのような人材が集積していたかと感心する。15年も前の改革の記録だがまだまだ新鮮で、外務省や道路公団など改革の渦中にいる人に、何が大切で、何を考えるべきか、政治との関係とは、顧客思考とはなど多くのことをこの本から学び取ってほしいし、我々組織に属する全ての者にとっても、活性化とは何か、示唆するところの大きい本だと思う。
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