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拡大する宇宙

パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ
ドキュメンタリー「50年後の未来」のホストも務めていた理論物理学者、ミチオ・カク氏の一般向け書籍。
宇宙はなぜ今在る姿で存在しているのか、未来はどうなるのかという疑問を軸に、宇宙論の歴史も追いながら述べる。
まず、最新の研究動向やデータを紹介しながら、本書で述べる内容を概観する。
最新鋭の観測からインフレーション理論、ユニバースではなくマルチバースであるという概念、宇宙の終わりまでを
ざっと述べ、非常にわくわくさせてくれるイントロダクションとなっている。続いて、各種の宇宙論や物理、天文学の
研究史を追いながら、今まで、そして現在、宇宙の成り立ち、歴史や未来がどのように考察されてきたかを述べる。
古代から現代まで、哲学、実験、数学、時には宗教をも援用しつつ様々な理論が展開されてきたことがわかり興味深い。
ワームホールやタイムトラベル、平行宇宙などSF的な事柄もたくさん出てくるが、これらは全くの想像の世界というわけではなく、
理論的には有り得たり、方程式の解としては存在したりする。著者はこうした夢のような世界を、時にSF小説も引用しながら、
理論とデータを用いてあらゆる可能性を示していく。それらは宇宙の解明のみならず、果てしない未来へもつながる。
つまり、この宇宙にも終わりがやってくる時、知的生命は創意工夫をこらして存続することができようかという問いだ。
月が地球から離れていっている事、宇宙の膨張の顛末、文明の発達レベルなど新しい発見も多く面白く読めた。
ただ一般向けであり、専門用語集もあるが、やはり多少の知識がなければフォローしにくい箇所もあった。
しかし100%のみこまずとも、全体の理解には支障のない構成になっている。理論物理学も、思った以上に
データに裏打ちされていることがわかり、今後の研究の進展が楽しみになる本であった。
引用元:拡大する宇宙
パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ
 この本を読む前に科学史的な本をまとめて読んでいて,その流れで調子に乗って手を出したが,6頁目ぐらいでノックアウト.
 読了できず.
 “簡明直截かつ美しい一般相対性理論の入門書”らしいが,理数系の大学で数学をちゃんとやっていないとたぶん撃沈します。
 簡明ということを理解するには,前提で必要とされるレベルが違いすぎます。
 理解できるひとには良い本なのだと思いますが,微積が苦手だった人は手を出してはいけません。
引用元:

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