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著者への哀悼を込めて

少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)
まさに、衝撃の一冊です。

私のように、悲惨な事件が起こるたびに、
「事件の背景にはきっと何かあったに違いない」と、
どちらかというと加害者目線で事件を見がちな人にこそ、
ぜひ読んでほしいと願います。
事件がいかに悲惨だったかという点以上に、
家族が、その後いかに悲惨な状況に追い込まれていくのか、
という点に力点が置かれているのが本書の特徴です。
筆舌に尽くしがたいというのは、
まさにこういう状況なのではないかと思わされます。
著書の黒沼氏は、去年、49歳の若さで病死しましたが、
彼の残したこの一冊は、
少年法を根底から問い直す一冊として、長く残ると確信します。
引用元:著者への哀悼を込めて
少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)
 著者の黒沼君は、昨年癌のため、病死しました。一生懸命、被害者の遺族の話・相談を聞いて、本人が癌で命を落とす直前まで、適切なアドバイスをしていたし、場合によっては数時間にも及ぶ相談に乗ったりしていました。彼は元々身体が丈夫では無くて、腰の骨がすべる病気や、頚椎のヘルニアに悩まされながら、必死に活動してたのだから、「もっと相談時間を制限し、場合によっては費用を貰ってもいいじゃないか」と言ったのに、そんな事の出来る人じゃ無かったのです。遺族から頼りにされ、どこにも頼めない書類を作ったり、全部自分の中に問題を抱え込んだりして。結局この本を書くための取材費や、執筆中の生活費が全部借金となって残ってしまい、返却するために無茶苦茶な方法で仕事をし、自分の命を落としてしまいました。黒沼君が病気になってから、各方面でカンパ等が行われ、皆が彼の為に動いてくれたのが、せめてもの救いです。お礼を申し上げます。
引用元:

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