語学の対象としての日本語の面白さ
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日本語学校の先生と様々な国からやって来た留学生たちの間で繰り広げられる「日本語学習バトル」を面白オカシク漫画で表現した日本語教師奮闘記。サブタイトルは「なるほど〜×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ」。
平仮名・片仮名、漢字、外来語、方言・標準語、日本文化…、と日本語にまつわるテーマを取り上げ、1ネタ4ページの漫画に4コマ漫画や「日本語こぼれ話」を交えて、リズム良く読ませる。漫画を楽しむ気分で軽く眺めているだけで1時間ほどで読み終えてしまうと思う。
1ネタ1ネタはそれほど深い内容ではない(と言うか、浅い)が、日本語についていろいろ考えさせられる。外国人の目から見た「日本語の姿」を提示されると、日本語ネイティブとして普段見逃していた様々な「日本語の不思議」が見えてくるからだ。また、文法的に誤った日本語が氾濫している日本の日常生活もあらためて見えてくる。それが、本書のタイトルが『日本人の知らない日本語』である所以なのだろう。
次々と繰り出される日本語学習者の「勘違い」や「素朴な疑問」は(漫画の構成の上手さもあって)まさに爆笑ものだが、「外国人による変な日本語を笑う」という趣旨の本ではない。むしろ彼らの成長を願い見守り励ます「なぎこ先生」の視線の優しさが印象に残る。
日本語教師という仕事に興味のない人でも、「語学の対象としての日本語」の面白さを楽しめる本ではないかと思う。
引用元:語学の対象としての日本語の面白さ
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著者の黒沼君は、昨年癌のため、病死しました。一生懸命、被害者の遺族の話・相談を聞いて、本人が癌で命を落とす直前まで、適切なアドバイスをしていたし、場合によっては数時間にも及ぶ相談に乗ったりしていました。彼は元々身体が丈夫では無くて、腰の骨がすべる病気や、頚椎のヘルニアに悩まされながら、必死に活動してたのだから、「もっと相談時間を制限し、場合によっては費用を貰ってもいいじゃないか」と言ったのに、そんな事の出来る人じゃ無かったのです。遺族から頼りにされ、どこにも頼めない書類を作ったり、全部自分の中に問題を抱え込んだりして。結局この本を書くための取材費や、執筆中の生活費が全部借金となって残ってしまい、返却するために無茶苦茶な方法で仕事をし、自分の命を落としてしまいました。黒沼君が病気になってから、各方面でカンパ等が行われ、皆が彼の為に動いてくれたのが、せめてもの救いです。お礼を申し上げます。
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