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加害者の子供も、実は被害者

アイシテル~海容 前編 (1) (KCデラックス)
テレビの同名のドラマを見てから本書を知ったが、一瞬の表情や情景を巧みに描き、テレビにない漫画ならではの説得力があった。

神戸の事件がモデルとなったと思われるが、少年Aの母親の「この子を産んで」や、Aの内面をえぐった「酒鬼薔薇聖斗の告白」などと異なり、被害者の視点を交えて、両者の接点を探っていることが斬新で、深みを与えている。

子供である加害者も実は愛に飢えた被害者なのだという、人間の根源から訴える弱さや悲しさが感動を呼ぶ。
引用元:加害者の子供も、実は被害者
アイシテル~海容 前編 (1) (KCデラックス)
 著者の黒沼君は、昨年癌のため、病死しました。一生懸命、被害者の遺族の話・相談を聞いて、本人が癌で命を落とす直前まで、適切なアドバイスをしていたし、場合によっては数時間にも及ぶ相談に乗ったりしていました。彼は元々身体が丈夫では無くて、腰の骨がすべる病気や、頚椎のヘルニアに悩まされながら、必死に活動してたのだから、「もっと相談時間を制限し、場合によっては費用を貰ってもいいじゃないか」と言ったのに、そんな事の出来る人じゃ無かったのです。遺族から頼りにされ、どこにも頼めない書類を作ったり、全部自分の中に問題を抱え込んだりして。結局この本を書くための取材費や、執筆中の生活費が全部借金となって残ってしまい、返却するために無茶苦茶な方法で仕事をし、自分の命を落としてしまいました。黒沼君が病気になってから、各方面でカンパ等が行われ、皆が彼の為に動いてくれたのが、せめてもの救いです。お礼を申し上げます。
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