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私達の体もイオンで満たされている。そんな身近なイオンの様々な迷信や誤解を吹き飛ばす

イオンと元素―化学の”カラクリ”がよくわかる (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
「マイナスイオンという学術用語は存在しません」「アルカリイオンという言葉も学術用語ではありません。また、酸性やアルカリ性を示す水はあっても、酸性やアルカリ性のイオンというものはありません」「胃腸薬1包と同程度の効果を得るためには、アルカリイオン水を10〜20リットル以上、飲む必要がある」。

「たとえば、除菌イオン、プラズマクラスターイオンなど、さまざまなイオンを耳にします。これらは、イオンの集まりやイオン結合させた物質などをさす言葉として使用される商業的な言葉であって、学術用語ではありません」。

イオンほど、われわれに不可欠で溢れていて身近でありながら、これほど様々な迷信に彩られて誤解され、さらには多くの人が欺かれているものは無いのではないか。

われわれの体の60%以上は水分だが、純水ではなくイオンで満たされた水分である。太陽風も、オーロラも、サビも、電池も、血液も、イオン結合でできた様々な物質(たとえば塩)も、みんなイオンが関係する。その一方で、「XXイオン」など、商業的な目的で作られた用語や、怪しい効能が氾濫しているのもまた事実である。

本書は、そもそもイオンとは何か、という初歩的な解説から始まり、Newtonらしい、Visualでわかりやすい解説で、読者がイオンについての正しい知識を得られるように記述してある。また、元素や物質の解説も加えて、トータルで化学の基本を正しく理解できるように腐心してある。

一方、Newtonムックシリーズの中では、まとまりと深さという点で、ちょっと物足りない部分が残る。元素と周期表の続編という方針が、そのような結果を招いたのではないか。後半の元素の話もとても興味深かったが、それゆえに切り離してもっと深めてそれだけで一冊にして出すべきである。そして、本書については完全にイオンを中心に据えて、イオンを通して科学を語るという編集方針に徹した方が良かったのではないかと思う。

それでも、マイナスイオンがどれだけ体に良いかを力説してある商業用のパンフレットやCMに時間を使うより、本書をしっかり読む方がずっと良心的で適切な知識が得られることは確かである。
引用元:私達の体もイオンで満たされている。そんな身近なイオンの様々な迷信や誤解を吹き飛ばす
イオンと元素―化学の”カラクリ”がよくわかる (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
かわいい作品ばかりで見ているだけで楽しくなります。

編み方については図入りで詳しく説明がされていましたが、その他の部分ではざっくりとした説明が多くて困ることがありました。
例えば、フルーツの形のものを作るページではフルーツ本体と葉の部分までは編めるのですが、葉の部分をフルーツにつける説明では「それぞれにつける」としか書いてなく、どうやってつけたらいいのか困りました。

編み物の経験がある方ならこのような説明でも十分かもしれませんが、初心者の方には少し説明が足らないかなというのが私の感想です。


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