起こったことという現実
![]() | 「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 (文春文庫) |
被害者の父親による手記「淳 (新潮文庫)」を読むと、この両親が世間の基準でいう「まともな親」だったかどうか疑問であるし、親に同情する気持ちは起こらないが、積極的に我が子を殺人や異常性欲に興味を持つように教育したのでも無い限り、どこまで親の責任を問うものか考えさせられる。
どんな親も完璧な教育をすることはできないし、全く自由放任に育てても立派に育つ子供もいる。同じに育った加害者の兄弟が同じく殺人を犯しているわけでもない。「うちの子にかぎって」という言葉が昔流行ったが、親はどこまで子について理解できるのか?親とは子にとって何か?親の責任とは何か?について考えてみるきっかけとなる書だ。
引用元:起こったことという現実
![]() | 「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 (文春文庫) |
神戸連続児童殺傷事件の少年逮捕から一年後に発表された記事を基に書かれた本です。
少年の家族や、学校の関係者などから取材して、事件や少年の生い立ちを記してあります。
親から見た少年像、学校側から見た少年像、そして同級生との会話などが描かれてあり、その像の違いにに驚かされました。
母親が学校に「しばらくのあいだ休ませようと思います。」と告げに行った際
面会した担任教師と生活指導担当の教師は
『やっとカウンセリングを受けてくれると思い、ほっとしていた。』
と記されています。
学校側では、長い間「児童相談所でのカウンセリングが必要な生徒」と認識していたのに対し、
親は「男の子のことだからそんなに心配しなくてもいいでしょう」というかかりつけの病院の院長のアドバイスを受けて、思い悩まないようにしていた
と書かれています。
伝説となっていた「教師への暴力」や「教師からの暴力」について「はそういう事実はなかった」ことを取材たうえで掲載されています。
冷静な文章で読みやすく、納得する事柄が多く記されている本でした。
引用元:
少年の家族や、学校の関係者などから取材して、事件や少年の生い立ちを記してあります。
親から見た少年像、学校側から見た少年像、そして同級生との会話などが描かれてあり、その像の違いにに驚かされました。
母親が学校に「しばらくのあいだ休ませようと思います。」と告げに行った際
面会した担任教師と生活指導担当の教師は
『やっとカウンセリングを受けてくれると思い、ほっとしていた。』
と記されています。
学校側では、長い間「児童相談所でのカウンセリングが必要な生徒」と認識していたのに対し、
親は「男の子のことだからそんなに心配しなくてもいいでしょう」というかかりつけの病院の院長のアドバイスを受けて、思い悩まないようにしていた
と書かれています。
伝説となっていた「教師への暴力」や「教師からの暴力」について「はそういう事実はなかった」ことを取材たうえで掲載されています。
冷静な文章で読みやすく、納得する事柄が多く記されている本でした。
引用元:
