当事者の手記の重さ
![]() | 「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 (文春文庫) |
我が子を信じたい親の視点での、出来事と感情の羅列。
分析や答えはない。
一見、幼少時の愛情と躾は普通。
一転、小学生時の異変の原因は不明。
問題は先天的なのか後天的なのか。情緒障害なら専門家の力で、
育児環境なら親の力で、この事件は回避できたのか?
この本では分からなくて、別の視点を知るべく、その後に
被害者遺族の手記から、冤罪説のサイトまで読むきっかけと
なった一冊。
引用元:当事者の手記の重さ
![]() | 「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 (文春文庫) |
著者の黒沼君は、昨年癌のため、病死しました。一生懸命、被害者の遺族の話・相談を聞いて、本人が癌で命を落とす直前まで、適切なアドバイスをしていたし、場合によっては数時間にも及ぶ相談に乗ったりしていました。彼は元々身体が丈夫では無くて、腰の骨がすべる病気や、頚椎のヘルニアに悩まされながら、必死に活動してたのだから、「もっと相談時間を制限し、場合によっては費用を貰ってもいいじゃないか」と言ったのに、そんな事の出来る人じゃ無かったのです。遺族から頼りにされ、どこにも頼めない書類を作ったり、全部自分の中に問題を抱え込んだりして。結局この本を書くための取材費や、執筆中の生活費が全部借金となって残ってしまい、返却するために無茶苦茶な方法で仕事をし、自分の命を落としてしまいました。黒沼君が病気になってから、各方面でカンパ等が行われ、皆が彼の為に動いてくれたのが、せめてもの救いです。お礼を申し上げます。
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