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UFJ再編劇の途中経過

UFJ三菱東京統合
 この本を読むにあたって、まず前提条件として頭に入れておかないといけないのは、UFJをめぐるメガバンクの再編劇はまだ終わっていないということです。今後の統合比率の発表、株主総会、そして統合した後の組織改変とその実際の運用など、この再編の真価を図る要素はまだまだ沢山あり、むしろこの本に書かれているのはその序章だと言えます。
 

 この本を通じて知ることが出来るのは、UFJとMTFGが統合に至る過程、またそれを阻止しようとするSMFGの駆け引き。そしてその前提として、UFJがなぜ自主再建を断念せざるを得なかったのかという2点です。
 
 全体として、新聞報道にあったレベルの記載にとどまったのが、残念でした。
 もう少し、統合交渉やSMFGの提案内容などを深く掘り下げて検証しても良かったのではないかなと思います。特にMTFGが資本増強の見返りとしてUFJに飲ませた擬似ポイズンピルやそもそもの統合交渉が住友信託との独占交渉権に反した点などについて、合法的なのか等、詳細な検証があっても良かったのではないかと思います。

 3章以降で、今後の日本の金融業界についての予測が書かれていますが、これはいままで議論が尽くされた範疇を超えないものだったので、このような記事に紙面を割くのであれば、もう少し他の内容を書いて欲しかったなと思います。

 この不満は、あくまでもこの本が、再編劇の途中で書かれたものであるから仕方ないのですが、、、
 ある程度事態が進行したところで、再びこの再編劇を振返る書物を出して欲しいなと思います。
引用元:UFJ再編劇の途中経過

UFJ三菱東京統合
 あらかじめ言いますが箭内さんが書いた本じゃないです。巻頭インタビューで出てますが、箭内さんの著作ではないので気をつけて。名大の助教授が編集してます。
 今回のメガバンクの統合合意は異例ずくめでした。UFJは不良債権問題で破綻の淵に追いやられ、結果として三菱東京との経営統合にいたったわけですが
手続きがなんかおかしいんですね。統合比率も示さないで統合する前提で事がどんどん進められていて、マスコミもそれを当たり前のことのように報道している。しかしUFJが三菱東京と統合すべきかどうかは最終的にはUFJの株主が決めることなんですね。その総会も開かないうちに提携とかをどんどんやっちゃってるわけです。三井住友は統合提案を示しているのに、公平に比較検討せずに三菱東京から7000億の資本を、特殊な優先株をUFJ銀行が発行する形で受け入れたわけです。ポイズンピルとか言われてますが、敵対的買収防衛策を講じたわけです。今後、この防衛策の是非が議論になるでしょう。
引用元:

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